我が子を抱きしめると、おなかの中にいた頃の一体感を感じることがあります。
トゲトゲがまんまるになるような、
まだへその緒で繋がっているような、
不思議な感覚になります。
今日の雑草はそんな母と子の姿を感じる母子草。
春の七草のひとつ「御形(ごぎょう)」とはこのハハコグサの事を言います。
名前の由来は諸説あるそうですが、
白い綿毛の生えた茎が黄色の花を支えているように見えることから、
母が子を優しく包んでいる姿を連想し「母子草」となったという、
何とも暖かい由来があります。
花言葉は「無償の愛」「いつも想っています」
人も花も、母が子を想う気持ちは一緒なのだなぁと、
この母子草に教えてもらったような気がします。