近所を散歩していると、取り残されたように揺れている野に咲くアザミ。
ピンク色のまあるく可愛らしい花とは裏腹に棘があり、「あざむかれた」と思う気持ちからアザミと名付けられたと言われています。
花言葉も「独立」「報復」「厳格」「触れないで」ととげとげしいイメージですが、
スコットランドでは、ノルウェー軍の襲撃からアザミのその棘が国を救ったとされており、国花として愛されているんだそうです。
動物も食べない厄介な雑草と言われていますが、実は食べられるんです。
新芽は天ぷらやおひたしに、
初夏は茎を茹で、皮をむいて煮物に。
根はまるでごぼうのような味わいだそうです。
その土地のものを頂く。
身近な雑草・アザミから試してみるもの面白いかもしれません。
厄介者扱いされがちなアザミですが、緑の中にポツンと咲く姿は、
何だか凛としていて美しいものです。